Blokus ブロックス 009 (ピースに関する研究 02 目安面積)
に引き続き、今回はピースの置き方について検討したいと思います。
このブログではピースの置き方は以下の3つに分けて考えます。
①単純拡張: 相手ピースと接触する前の状態で、自領域を広げる置き方。
②妨害: 相手の領域が広がるのを邪魔する置き方。
③切り違い: 相手のピースと切り違う置き方。
①は序盤、②, ③は序盤から中盤への移行時及びその後に発生する置き方です。
以下にそれぞれを例示します。
①の単純拡張は以下のように、1のピースを置いた後、相手ピースが周りにない状態で2のピースを置く場合をいいます。◉は1のピースの角の一つを表しています。
②の妨害は、以下のように黄ピースの角(◉)部分に重ねて赤ピースが置かれた場合を指します。このように赤ピースが置かれると、黄ピースは◉の部分に次のピースを置けなくなります。表記する場合は赤(ピース)による妨害などとします。
妨害は相手の置く場所を減らしますが、置き方によっては自分の置ける場所も減らします。自領域を広げる方向、相手に置かれると困るマスを考慮して実行する必要があります。
③の切り違いは以下のように黄ピースと赤ピースが接触していますが、◉部分のマスに黄ピースを置くことを指します。表記する場合は黄(ピース)の切り違いなどとします。
中盤以降、切り違いは多発します。切り違った向こう側のマスには(上の例だと◉側)、相手のピースが多数あるのがほとんどなので、単純拡張でおけるピースの数・形状と切り違いでおけるピースの数・形状を天秤にかけて、なるべく多くのブロックを消費できるようにピースを置いていく必要があります。