に記載していました通り、まずはピースに関する研究から手をつけていきたいと思います。
今回、取り上げるのは角の数になります。
角の数は自分のマス目を広げていくうえで重要な要素です。
次のピースを置くうえで角の数が多いと選択肢が多くなり、次のピースを置きやすく(自分のマス目を広げやすく)なります。
以下にその理由と各ピースの角について調べた結果を記載します。
各ピースはゲームのルール上、
自分のピース同士の辺が接触する形で置くことはできません。
以下は置けない例です(2つのピースを区別するために×が記載されているブロックで構成されているピースと○が記載されているブロックで構成されているピースに分けています)。×で構成されているピース(×ピース)の次に〇で構成されているピース(〇ピース)を置いたところですが、〇ピースは×ピースに辺で接触しているため、〇ピースをこの位置に置くことはできません。
ピースを置く場合は、自分の置いたピースの角にとなりあう形でしか次のピースを置けません。以下が置ける例です。
そのため、次のピースをおける角の数(以降は特に断りがない限り、"次のピースをおける角"を単純に"角"と表記します)というのがピースの性質として重要になります。
おける角が多いと、領域を広げる方向の選択肢が増えます。
以下に各ピースの角の数を調べた結果を示します。
各ピースの角を以下に図示します。◉がつけられているところが角になります。
この結果からわかるように、ピースを構成するブロック数が増えれば角の数は基本的には増える傾向にありますが、ピースの形状によっては構成ブロック数で角の数が変わらない場合があります。
例えば、ピースa, b, c, e, h, jはブロックの数は異なりますが、角の数は同じです。
角の数は4, 5, 6, 7, 8の5パターンということを考えると、
角の数4, 5のブロックは領域を広げるには効率が悪いピースと言えるかと思います。
すべてのアプリで対戦したことがあるわけではないですが、基本的に、コンピュータ対戦だと、相手は角の数6~8のピースを初手で置いてきます。
初手は選択肢を増やしつつ領域を広げることを考えると妥当な選択をしていると考えられます。