終盤で勝つためには、①王が端にたどりつけるかいなか ②端にたどり着いた王が隅にたどり着けるか否かが重要になります。
ルールからすると当然の話ですが、勝つために必要なことなので、今回は②の端にたどり着いたあとの動きについて検討をしたいと思います。
以下は王が端にたどり着いた時の一例です。黒手番になります。
i1(赤●ポイント)に王がつけば白の勝ちになります。
黒の妨害方法としては①f2-f1もしくは②h5-h1になりますが、どちらの手を選ぶべきでしょうか?
正解は①になります。
②を選んだ場合、王がe1-g1と動くと、h1にいる黒は王と隅に挟まれた形になるので、h1の黒の駒は取られて王が隅にたどり着く道が開けてしまいます。このため、妨害する手とてしては②を選ぶしかないです。
角周りはルールが特殊なので、常に相手の駒を取る・相手に駒を取られることを想定して手を読む必要があります。
例えば以下の盤面は黒の手番ですが、
g3-g1もしくはd1-g1と移動すれば、王の駒は黒の駒と角に挟まれているので王はとられてしまいます。白の負けです。
また、以下のような配置(手番は白)だと、一手では王の一団側の駒が邪魔で角にたどりつけないです。
こういった配置になるのは、襲撃者側が駒を捨てた場合か、意図的に王の一団側が駒を配置したか、王の一団側がうっかりミスしたかのいずれかになります。
以上から、端にたどり着いた後に角に移動するためのポイントは以下の2つにまとめられます。
①王と角との位置関係
②王の移動を妨害(妨害に関しては白黒関係なし)するもしくは王を取れる駒があるか。
になります。
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