現在、Hnefatafl の1種であるTablutの研究を進めてます。
国内だとTablutのボード(革製)と駒が以下のショップで購入できます。
今回はこのゲームの戦略について記載したいと思います。
以下の本の48ページ以降に記載があります。なお、今回の内容はこのブログ独自の解釈やオリジナルの定義や考察が含まれます。気になる方は以下の本と読み比べてみてください。
戦略を考える上で重要な点を以下にあげます。
〇どちらの戦略においても重要なのが、王の位置です。
勝利条件が襲撃者側が王の確保、王の一団側が王が4隅のいずれかにいたる事だからです。
〇駒の数と配置
駒の数は襲撃者側が多いため、数の上では有利です。
しかしながら、王の位置がゲーム性の重要な部分を占めるのと、1手で盤の端から端まで移動できるため、王側は配置の不均衡を狙ってつくる権利があります。
また、駒の価値について以前、以下の記事で記載しましたが、
この価値に見合う数だけお互いに駒が減っていくと、道が開けてくるため、王の一団側に有利な局面が増えます。
以上から、上記の内容を念頭に、現状考えられる各々の戦略として、
・襲撃者側は王の一団を囲うように駒を進める。ただし、安易に駒を取ることはせず、相手を囲うことを優先する。
・王の一団側は王を含めて、狙った位置に駒を配置して局所的な不均衡を生み出し、襲撃者側に囲われないように王の通る道をつくる。可能であれば駒の価値に見合うだけ襲撃者側の駒を取る。
としたいと思います。
襲撃者側と王の一団側では取るべき戦略が反対になります。
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