今回はプロ棋戦の
2020-07-03 渡辺和史 四段 vs. 大石直嗣 七段 第70期王将戦二次予選
の私的注目ポイントをみていきたいと思います。
後手の大石先生が三間飛車です。
3三金型は角交換型の振り飛車で、3三に金を上がる形になります。
以下は一例です。
評価値の推移は以下の通りです。
3二飛に振った時点での評価値は207です。
60手目台までは一進一退を繰り返してます。
後手の3三の金が上下左右に行き来して面白い将棋です。
また、3七地点をめぐる攻防も見ごたえがあります。
私的注目ポイントは先手の63手目の2六歩打です。
桂馬を取りに行く手で駒得を狙う良さそうな手なのですが、AIの評価は良くなく、推奨手は9五歩でした。AIは左右からの挟撃を狙う手順を示していて、以下が進行後の一例です(以下は先手7六銀まで)。
評価値にはこの盤面で400~500点になります。
後手はこの形を許さないように進める必要があります。
今回は以上になります。
以下は後手三間飛車 3三金型の他の対局の検討をした記事です。
詰む形を自分の中に焼き付けるためのメモです。時々アップデートしていきます。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: Suisho4kai/YO.03kai2
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
https://www.shogi.or.jp/kifuguideline/terms.html
YouTuberの元奨励会のアユムさんが公開した棋譜利用に関する記事です。
https://ameblo.jp/shougiayumu/
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
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