今回はプロ棋戦の
2019-02-19 永瀬拓矢 七段 vs. 菅井竜也 七段 第4期叡王戦本戦挑戦者決定三番勝負第2局
の私的注目ポイントをみていきたいと思います。
後手の菅井先生が三間飛車です。
3三金型は角交換型の振り飛車で、3三に金を上がる形になります。
以下は一例です。
評価値の推移は以下の通りです。
3二飛に振った時点での評価値は242です。
後手からみて左の金銀の序盤の動かし方は覚えておきたいです。
私は自分がやったとき、飛車の下の桂馬を早めにあがってしまったために角を打ち込まれて対応に困ったことがあります。
65手目台までは一進一退を繰り返してます。
先手が自陣に角を打ったため、後手は3三の金を前に繰り出していく流れになったのはおぼえておきたい指し方だと思いました。
9筋の攻防から先手は6筋の歩を73手目についたのですが、これがAIからは疑問手と判定されていました。AIの推奨手は9二金打と露骨に端攻めを継続する手でした。
以下、進行して一例(先手9六歩打まで)。
先手は角が急所に効いてますが飛車が使えず、後手は角が馬になっていますが、馬・飛車ともに位置が悪いので、働きが今一つ。端の攻防をどちらが制するかというのが今後の展開になりそうです。
今回は以上になります。
以下は後手三間飛車 3三金型の他の対局の検討をした記事です。
詰む形を自分の中に焼き付けるためのメモです。時々アップデートしていきます。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: Suisho4kai/YO.03kai2
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
https://www.shogi.or.jp/kifuguideline/terms.html
YouTuberの元奨励会のアユムさんが公開した棋譜利用に関する記事です。
https://ameblo.jp/shougiayumu/
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
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