今回はプロ棋戦の
2021-11-26 船江恒平 六段 vs. 大石直嗣 七段 第15回朝日杯将棋オープン戦二次予選
の私的注目ポイントをみていきたいと思います。
後手の大石先生が三間飛車です。
3三金型は角交換型の振り飛車で、3三に金を上がる形になります。
以下は一例です。
評価値の推移は以下の通りです。
3二飛に振った時点での評価値は208です。
後手は早めに3筋の歩を伸ばして、金を3四の位置に移動させました。
前回の078の記事同様、飛車先を抑え込む指し方を後手は進めました。
先手はその方針を受けて、攻める位置を中央に変えていきます。
注目したのは先手が45手目に6七銀と上がった手に対して同銀とした手です。
AIの推奨手は3七桂成。
先手が角を取った場合は4七成桂と寄って、飛車先をあけつつ、飛車と銀の両取りを狙います。
AIにさらにこの手を進めさせてみたところ(互いに1手10秒で対戦させてみました)、
以下、3筋をめぐる攻防をする形になりました。以下が一例(△5三銀まで)。
後手は桂損の代償に7七の銀が比較的離れた位置にあり、出遅れてます。
今回は以上になります。
以下は後手三間飛車 3三金型の他の対局の検討をした記事です。
詰む形を自分の中に焼き付けるためのメモです。時々アップデートしていきます。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: Suisho4kai/YO.03kai2
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
https://www.shogi.or.jp/kifuguideline/terms.html
YouTuberの元奨励会のアユムさんが公開した棋譜利用に関する記事です。
https://ameblo.jp/shougiayumu/
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
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