今回から"プロの実戦に学ぶ逆転の勝負術 (将棋連盟文庫)"を教科書として、いわゆる
『勝負手』を掘り下げてみたいと思います。
ネタばれを極力さける内容になるよう気をつけますが、先にこの本を読むことをお勧めします。その方が自分で考える過程というのが生じるのでより身になりやすいと思うからです。
この本の内容は大きく3つに分かれます。
・講座編 攻め
・講座編 受け
・実戦編
です。
順番通り進めます。
14ページ目を読み進めたいと思います。
先手が不利な局面です。
・1図で先手が一番良い手を指した場合
→評価値: -400前後
一番良い手として、実際に先手が次に指した手と同じ手をAIは示しました。
ちなみに次点の手として▲7四銀成でした。解析をしていると、途中でこの手が出てくるので、迫るタイミングと駒割り、模様で進め方が変わってくるのかなと考えてます。
・2図で後手が一番良い手を指した場合
→評価値: (△5二玉を指した場合)
後手は王手の逃げ方が2種類あり、△5二玉は飛車を取られなが王手をされてしまうので、先が読めてないと指しにくい手です。本にもそのような記載があります。
実際には後手はその手を選べず、逆転のきっかけになりました。
・3図で後手が一番良い手を指した場合
→評価値: 2900前後 (△7五歩打を指した場合)
2図の局面がきっかけでかなり離されてます。
以下は進行の一例です(△9三玉まで)。
後手は王手を続けることはできてますが、駒がもう足りない局面です。
詰む形を自分の中に焼き付けるためのメモです。時々アップデートしていきます。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: Suisho4kai/YO.03kai2
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
https://www.shogi.or.jp/kifuguideline/terms.html
YouTuberの元奨励会のアユムさんが公開した棋譜利用に関する記事です。
https://ameblo.jp/shougiayumu/
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
ランキングに参加してます。
良かったらクリックをお願いします。励みになります。