今回検討したのは後手三間飛車です。
最近のプロ棋戦の
2020-12-08 八代弥 七段 vs 南芳一 九段 第79期順位戦C級2組7回戦
を解析にかけてみました。
解析結果は以下の通りです(*悪手に関してはページ後半に参照リンク)。
この解析結果をみると、80手目後半までは若干先手寄りですがほぼ互角の形成で、それ以降はじわじわ後手が有利になってきたことがわかります。
このあたりの手を注目してみました。
86手目の△8六歩の応手に▲5八飛。先手は後手からの角や桂馬のあたりを避けた手になりますが、AIの提示した手は▲8五銀。
以下、
8五銀 |
7五銀 |
7七歩打 |
2五歩 |
7六歩 |
6四銀 |
4五歩 |
2四飛 |
3四歩 |
同 飛 |
3七飛 |
同 飛成 |
同 角 |
4九飛打 |
2一飛打 |
4五桂 |
6四角 |
同 角 |
で以下の局面。
評価値は-59とほぼ互角の局面になります。
棋戦で指されたよりも少し積極的に前に出て、タイミングを見て攻めつぶそうという狙いを感じます。この展開であれば、先手の穴熊にまだ手がついてない状態で、先手側は上部と横に駒を配置できています。最後までじりじりしそうな感じです。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: GPSfish 0.2.1+r2837 gcc 4.8.1 osl wordsize 32 gcc 4.8.1 64bit
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
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