今回はプロ棋戦の
2022-01-21 南 芳一 九段 vs. 木村一基 九段 第7期叡王戦段位別予選九段戦
を見ていきたいと思います。
先手の南先生が三間飛車です。
後手が穴熊に囲ったのですが、穴熊の攻撃をうまく抑え込んで反撃に転じ、三間飛車側が勝ちました。
59手目に実際には▲8四歩と指されましたが、AIでの解析では▲7四歩が推奨されてました。
以下、
▲ | 7四歩 |
△ | 同 歩 |
▲ | 8六角 |
△ | 7五桂打 |
▲ | 7六銀 |
△ | 6四飛 |
▲ | 6五歩打 |
△ | 6三飛 |
▲ | 7五銀 |
△ | 同 歩 |
▲ | 同 飛 |
と進んで以下の局面
実際の将棋では飛車交換がされているため硬さの事を考えると若干不満が残る進行でしたが、この進行であれば飛車交換はおこらず、より厳しく後手の飛車を抑え込めているように見えます。凝る形で働きの弱かった角の利きを使って後手の飛車をうまく抑え込めているように見えるので、実際の将棋と合わせて7四歩として角道をあけながら飛車を抑え込んだこの手も参考にしたいと思います。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: Suisho4kai/YO.03kai2
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
https://www.shogi.or.jp/kifuguideline/terms.html
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
リンク
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