やっぱり、ボードゲームはおもしろい

ボードゲームの紹介・研究

Hnefatafl ネファタフル 006 (ヴァイキングチェスの駒の価値 Tablut)

 

現在、Hnefatafl の1種であるTablutの研究を進めてます。

国内だとTablutのボード(革製)と駒が以下のショップで購入できます。

stellamira.theshop.jp

今回は駒の価値。

以下の本の29ページ以降を参照しています。

 

 

将棋やチェスでは、駒に点数をつけて形成判断の材料の一つにします。

将棋を例にすると、自分の駒が多い = 自分の駒の点数の合計が大きいとなります。点数が高いといって、必ず勝つというわけではないので、悪しからず。

 

上記の kingly patternでは襲撃者の駒の価値 : 王の一団の駒の価値 = 2 : 1としています。理由は、単純に襲撃者側の駒が多いためです。

 

Tablutでは、襲撃者側が12個、王の一団側が王を含めて9個あり、駒の動かし方(将棋でいう飛車と同じ動きを全ての駒がします)に違いはないため、このサイトでは以下のようにしたいと思います。

> 襲撃者の駒の価値 : 王の一団の駒の価値 = 9 : 12 = 3 : 4 = 1 : 4/3(=1.33…)

 

 

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Hnefatafl ネファタフル 005 (ヴァイキングチェスの記録表記 Tablut)

 

現在、Hnefatafl の1種であるTablutの研究を進めてます。

国内だとTablutのボード(革製)と駒が以下のショップで購入できます。

stellamira.theshop.jp

今回はゲーム記録の表記方法について記載します。

以下の本の23ページ以降を参照しています。

 

 

〇座標の表記

横・縦の順番に記載します。

例: a1, f4など。

 

〇移動の表記

移動の表記は以下のように行います。

>移動地点-移動先

 

 

と記載します。

例えば、f1の襲撃者をf4に移動した場合は(以下の図の赤丸部分がf1の位置、矢印方向に移動してf4)、

>f1-f4

f:id:tut2020aaa:20200324072808p:plain

と表記します。

 

〇駒をとった時の表記

駒を1つ取った場合は以下のように表記します。

>移動地点-移動先 x 取った駒の座標

 

例えば、以下のような状況で、王の一団側のe3の駒がf3に移動すると、f4の駒をf5の駒と挟んで取ることができるので、

f:id:tut2020aaa:20200324073724p:plain

>e3-f3xf4

と表記します。

 

複数の駒をとった場合は、xの数をとった分だけ増やし、その後、取った駒の座標をコンマで区切ってつなげます。

例えば、1手で2つの駒を取った場合、

>移動地点-移動先 xx 取った駒の座標1, 取った駒の座標2

 

と表記します。

 

〇記録の残し方

以下のように、

1. 襲撃者の1手目 王の一団の1手目

2. 襲撃者の2手目 王の一団の2手目

・・・

・・・

・・・

 

と表記します。

 

 

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Hnefatafl ネファタフル 004 (ヴァイキングチェスのルール Tablut)

 

 Hnefataflには様々な亜種がありますが、比較的小さい盤かつ、ルールが他の亜種に比べて比較的わかっているTablutを最初に紹介・研究していきたいと思います。

 

国内だと、Tablutのボード(革製)と駒が以下のショップで購入できます。

stellamira.theshop.jp

ヴィンランド・サガの幸村先生もつぶやいてます。

 

幸村誠 on Twitter: "これはすごいよ、日本ヴァイキング協会謹製ネファタル(中世北欧将棋)セット。小物入れかと思いきや革袋がそのまま盤面になるの。遊び方の説明書もついてて。… "

 

駒の並べ方は以下の通りです

f:id:tut2020aaa:20200322000631p:plain

 

黒が襲撃者、白が王の一団です。

 

〇勝利条件

・王を四隅のいずれかに逃がすか、すべての襲撃者をとる。

・王をとる。

 

〇引き分け

・同じ移動が繰り返されたり、移動ができない状態になったら、両者の合意の上で引き分け。

 

〇先手/後手

襲撃者側が先手になります。アプリによっては異なるようですが、このブログでは当面、この前提で話を進めます。

 

〇駒の移動

以下は全ての駒に共通の動きです。

・斜めにはいけないです。

・上下左右にまっすぐ、障害となる自分もしくは相手の駒か、盤の端まで移動できます。将棋の飛車と同じ動きです。

・他の駒を飛び越したり、他の駒に乗ることはできないです。

 

〇駒の取り方(王以外)

・自分の駒で相手の駒を2方(縦もしくは横)から挟むとその駒をとれます。

ただし、相手の駒が1つマスをあけて縦あるいは横に2つ並んでいる場合、その2つの間に自分の駒が移動しても相手に駒をとられることはないです。

 

〇王の取り方

・王が中央マスにいる場合、襲撃者は上下左右の4方を囲うと王がとれます。

・中央マスの隣に王がいる場合、中央マス+王に隣接する残りの3方を襲撃者が囲うと王をとれます。

・上記以外のマスに王がいる場合、他の駒と同様、縦もしくは横に2つの襲撃者で挟むと王をとれます。

 

〇取られた駒

将棋のように復活はできません。

 

 〇中央マス

・王以外は中央マスにおけないです。ただし、飛び越えられます。

・王も一度中央マスから出てしまうと中央マスには戻れないです。

・空の中央マスと自分の駒で相手の駒を縦もしくは横に挟むことで、相手の駒をとれます。

・王が中央マスにいて襲撃者が3方を囲み、残る1方が王の一団だった場合、襲撃者はその王の一団の駒を中央マスと挟んで取ることができます。

 

〇四隅

・王以外も入れるルールと入れないルールがありますが、このブログでは入れないルールを採用します。

王しかはいれない場合は中央マス同様に空の四隅マスと相手の駒を挟むことで相手の駒をとることができます。

 

 

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Hnefatafl ネファタフル 003 (ヴァイキングチェスの駒)

 

 

 

 

今回は駒について記載します。

駒の形状はデジタルゲームアナログゲーム両方で、製作者ごとに異なります(上のリンクを見てもらうとわかると思います)。

このため、このサイトではどれに倣うということはせず、簡単のために形状は丸で表現することにします。

 

対戦者は、Attacker(襲撃者, 黒)とKingside(王の一団, 白)に分かれます。

襲撃者は以下のように表現します。

f:id:tut2020aaa:20200315185533p:plain

以下のように、将棋でいう飛車と同じで、障害物がない限りは縦と横に盤の端から端まで移動できます。

 f:id:tut2020aaa:20200315185414p:plain

 

王の一団の駒の色は全て白になります。

f:id:tut2020aaa:20200315195312p:plain

この中に1個だけ王の駒があり、こちらは丸の中央にKと表記します。

f:id:tut2020aaa:20200315193357p:plain

動ける範囲は襲撃者と同じです。

 

 

 

 

 

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Hnefatafl ネファタフル 002 (ヴァイキングチェスの盤)

 

 

 

 

 

 

 

今回の記事は以下の本を参照して記載しています。

このゲームにはいろいろな亜種があり、ゲームによって異なるボードを使用します。

ボードの種類は7×7, 9×9, 11×11, 13×13, 19×19の5つです。

 

 

 

 

 

このブロブでは座標の表記は以下の通り、

 左下隅を起点として、行は番号で1, 2, 3と上方向に行くにしたがって大きな数字になり、列はアルファベットでa, b, cと右に行くにしたがって、アルファベット順に進んだ文字を割り振ります。以下は19×19の例。

f:id:tut2020aaa:20200313002132p:plain

 

 

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Hnefatafl ネファタフル 001 (ヴァイキングチェスの概要)

今回からHnefataflを扱っていきます。

Hnefataflは、ヴァイキングの間で遊ばれていたゲームです。駒の見た目は以下のような感じです。

製造の元違いで、形状が異なるようです。

 

 

 

このゲームの歴史としては、以下のリンクが参考になります。

gigazine.net

en.wikipedia.org

tafl.cyningstan.com

このゲームは歴史が古く、その起源については諸説あるのか、ネットの情報だけだと正しい根拠か確認できませんでした。ただ、すくなくとも、紀元400年~500年ごろに作られたと思われるゲーム用のボードやゲームを遊んでいる肖像画のようなものが発見されているようなので、その年代にはすでにこのゲームはあったと思われます。純粋にゲームとして楽しむだけでなく、文化的・宗教的な意味合いもあったようです。

Wikipediaのページを見ていただくとわかりますが、Hnefatafl(もしくはTafl)にはいくつかの亜種があります。

 

マンガが好き方ならご存じかもしれませんが、『ヴィンランド・サガ』の15巻にこのゲームが登場しています。

 

ルールの細かい点は次回以降に掲載しますが、ざっくりいうと、白が王側で、黒が王を攻める側になり、白の勝利条件は王の駒が4隅のどこかにたどり着くこと、黒の勝利条件は王を捕獲することになります。

 

 

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Blokus ブロックス 047 (一旦、研究終了)

 

今回も含め、全47回にわたってBlokusの研究をしましたが、ここで一旦、研究の終了としたいと思います。

Blokusの研究用ソフトの作成を以下の別ブログで進めているので、Blokusについては今後、そちらがメインになります。

 

tut2020aaa.hatenablog.jp

当ブログでは、次回からHnefataflの研究を始めたいと 思います。

 

引き続きよろしくお願いします。

 

 

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