今回はプロ棋戦の
2022-02-13 大島綾華 女流1級 vs. 北村桂香 女流初段 第49期岡田美術館杯女流名人戦 予選
の私的注目ポイントをみていきたいと思います。
後手の北村先生が三間飛車です。
先手が舟囲いからより硬い囲いに固めていくのに合わせて後手も手を凝らして囲いを変えていく将棋でした。
評価値の推移は以下の通りです。
30手目に後手が5三金と上がった所で先手が方針転換をしたように見受けられました。そこから第二次駒組開始。途中経過を挟んで最終的にお互いに銀冠に組んで、先手が5三歩とぶつけてもしばらくどっちもとらずに手が進む。後手が5三と6二の角を行き来しだしたところで先手が打開の手を指した所から局面が動きだしました。
この辺からがいわゆる中盤のねじりあい・・・。と勝手に思っています。
97手目が運命をわけたようです。先手が桂馬を打ったところが良くなかったようです。
AIが示した手は3六飛。そこから先手は飛車交換をして、飛車を相手陣に打ち込むのが一例として示されました。
この形だと、角をお互いに取り合うとしても後手の角は下段、先手の角には六段にあり、後手は位置が悪いです。
また、連結しているとはいえ、後手は駒が上ずっているので陣形も先手がよさそうな気がします。後手がバランス(抑え込んで)で勝つつもりなら、駒の交換(特に飛車の交換)はしないのが得策になるのかなと感じました。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: Suisho4kai/YO.03kai2
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
https://www.shogi.or.jp/kifuguideline/terms.html
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
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