最近のプロ棋戦の
2021-02-04 順位戦山本博志 四段 vs. 西田拓也 四段 第79期順位戦C級2組9回戦
を解析にかけてみました。
角換わりの居玉のままの殴り合いのような一手一手の価値が重い激しい将棋になった印象でした。
序盤は今回は取り上げないですが、先手が玉側の突き捨てから攻めていく手順はとても参考になりました。
解析結果は以下の通りです(*悪手に関してはページ後半に参照リンク)。
この解析結果を見ると、後手の42手目の手が疑問手だったようなので、この手に関して検討したいと思います。実戦で指されたては先手の美濃囲いの連結を弱める手だったのですが、AIには少し緩い手と判定されたようです。
AIの推奨手は△3七歩打ち。
以下、AIが示した手順は以下の通り。
3七歩打 |
3三桂成 |
同 角 |
同 角成 |
同 飛 |
2一飛成 |
6二玉 |
2二龍 |
4二歩打 |
2九銀 |
2八歩打 |
4四歩打 |
2九歩成 |
4三歩成 |
同 飛 |
駒割りはほぼ互角ですが、駒の働きや玉の広さの点で先手がまだ有利そうです。
ただ、7八あたりに角を打てれば一気に先手玉も狭くなので、まだまだ油断はできない形勢かと思います。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: GPSfish 0.2.1+r2837 gcc 4.8.1 osl wordsize 32 gcc 4.8.1 64bit
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
https://www.shogi.or.jp/kifuguideline/terms.html
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
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