今回検討したのは無形対三間飛車です。
最近のプロ棋戦の
2021-01-07 順位戦山本博志 四段 vs. 服部慎一郎 四段 第79期順位戦C級2組8回戦
を解析にかけてみました。
先手が三間飛車になります。
後手の見たことのない形がものすごく印象に残る将棋です。
後手の服部四段は力戦指向のようで、見てて次はどういう手を指してくるんだろうとワクワクします。
解析結果は以下の通りです(*悪手に関してはページ後半に参照リンク)。
ポイントになったのが39手目の▲8四飛で、ここから後手に形勢がかたむいていってます。
先手は桂と香の交換を見込んでの指し手だっと思われますが、△5六歩が大きく、先手の銀が離れ駒になるか、5筋にくさびが残る形になってしまいます。
この手でAIの推奨手は▲3七角。
以下、
3七角 |
5六歩打 |
5三歩打 |
同 飛 |
4八銀 |
5七歩成 |
同 銀 |
5六歩打 |
4八銀 |
5七歩成 |
同 銀 |
5六歩打 |
5五角 |
5七歩成 |
5四歩打 |
同 飛 |
6四角 |
同 歩 |
正直、先手はこの局面でもあまりよくないように見えます。手がかりになる手を打ちにくい上に、後手の5七のと金がものすごい威力がおおきいです。
もっと前の手にさかのぼって検討する必要がありそうです。
パソコン性能: CPU Intel Core i5-4310M 2.70GHz, メモリ: 8GB
OS: Windows10 Pro
使用ソフト: Shogi GUI version 0.0.7.14
ソフト解析エンジン: GPSfish 0.2.1+r2837 gcc 4.8.1 osl wordsize 32 gcc 4.8.1 64bit
悪手率については以下を参照ください。
http://shogi-gui.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5580385
https://www.shogi.or.jp/kifuguideline/terms.html
以下は三間飛車党向けの参照リンクです。
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